京都の老舗企業を訪問し、その様子を少しずつですが、ご紹介しています。
今回ご紹介するのは、伏見にある誰もが知っているお酒の月桂冠です。
月桂冠は寛永14年(1637年)、三代将軍徳川家光の時代に酒屋を開業したのが始まりです。
月桂冠大倉記念館にお邪魔して、記念館館長の西岡成一郎さんから「近代化産業遺産」として選ばれた建物や用具などをご案内いただきながら、京都伏見の酒文化や職人が受け継いできた歴史を伺ってきました。
正直なところ、月桂冠はメジャーなイメージだったので、あまり老舗的な印象が無かったのですが、その企業姿勢やこれまでの取り組みはまさに老舗企業としての誇りに満ちたものでした。
例えば、品質への徹底的なこだわりや法律が防腐剤を禁止するかなり前から防腐剤を使わないと宣言をして、頑なに守ってきました。
そんな企業姿勢がブランドを作り、多くのファンを作り、社員にも自信と誇りを持たせています。
なかなか痺れた老舗企業でした。
当時としては斬新なデザインのポスターですが、【絶対に防腐剤を含まず】に企業のプライドを感じます。