このところ京都の老舗をご紹介しています。
今日は番外編として、花街をご紹介します。
花街はいわゆる芸者さんがいるところでお座敷遊びなどで楽しむ場所ですよね。
京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東という五つの花街があります。
今回、お邪魔してきたのは京都で最も歴史の古い北野天満宮に隣接する上七軒(かみしちけん)です。
室町時代に天満宮再建時の資材を使って7軒の茶店を建てられたのが由来といわれています。
大阪や京都など関酉在住の作家などの文筆家や俳優、あるいは著名な経営者らは「祇園」ではなく「上七軒」を常連とされています。
いわゆる「通」が通う花街と言ってもよいでしょう。
繁華街から少し離れた場所にあり、とても落ち着いた雰囲気です。
そんな上七軒のお茶屋で、芸妓さんや舞妓さんといろいろな話しをしながら楽しく過ごすことができました。
今は京都出身の芸妓さんは少なくなり、他の地域から来ているケースが多いそうです。
私が話した舞妓さんも、たまたまですが、私と同じ愛知県出身の方でした。
花街では10代から芸妓さんを目指した娘さんを迎え、一人前の芸舞妓へ育て上げていく必要があります。
娘さんたちの覚悟を受け止めて、全ての費用を負担しながら一人前にしていくそんな伝統の凄さを実感することができました。
お店にかけられたうちわ。