このところ、私のメルマガでおすすめしている思考法があります。
この思考法は今の世の中に必要な考え方だと思います。
それはズバリ、”あまのじゃく”的思考法です。
これは何も、ひねくれろとか、人の揚げ足ばかりを取れとか、言っているわけではありません。
周りの人の言葉や世の中の風潮にただ同調するのではなく、自分でちゃんと考えて、それって本当かなとか、違う考え方もあるんじゃないかなとか、多様な考え方や、あえて両極を考えることです。
そんなことを考えていたら、とんでもない本を見つけてしまいました。
それはきずな出版から出ている、Testosteroneさんの「ストレスゼロの生き方」と「ストレス革命」という本です。
かなり売れているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
私はこの本の編集をされている、澤有一良さんから直接教えていただきました。
それぞれとても読みやすく、日頃頑張り過ぎている方や生き辛いと感じている人にとって、まさに心が軽くなる100の習慣が紹介されています。内容もわかりやすく説明されていますし、私がお伝えしている”喜び稼ぎ”と共通していることもたくさんあって、とても読みやすかったです。
では何がとんでもないかというと、まさにあまのじゃく的思考法を駆使して書かれているんです。
どういうことかと言うと、最初に出版されたのが「ストレスゼロの生き方」ですが、”やめる”、”捨てる”、”受け入れる”など、第一章から第七章まで具体的な内容で説明されています。
例えば、”「コントロールできないこと」で悩むのを、やめる”という項目では、自分でコントロールできない問題ならいくら考えても仕方ないから今すぐ考えるのをやめよう、そして、自分が注力すべきところに全力を注ごうと言っています。
これはまさにその通りですよね。
こういった視点から100項目の内容を紹介しています。
しかし、続編である、「ストレス革命」では前作の100項目の内容について、全て正反対のことを主張する内容にしています。まさにあまのじゃく的思考、そのものですよね。しかも他人の意見ならまだ反論しやすいですが、自分が自信を持って主張した内容を自分で反論するのはかなり苦労されたと思います。著者のTestosteroneさんも、ストレスゼロの仕方を伝えながらストレスMAXだったと書いています。
こうやって、違う見方をしてみたらどうなるかをやると、さらに深く考えることができますよね。
反論の内容ですが、先程の例でいくと、”「コントロールできないこと」で悩むのを、やめない”となります。自分でコントロールできない問題の場合、そこで思考を停止せず、どうしたらコントロール可能になるかを考えるべきだと伝えています。もちろん、コントロールできない、他人や環境にフォーカスするのではなく、自らができることにフォーカスする中でということです。
こんな具合に、自分が主張した内容をすべて反論していくなんて、まさに、あまのじゃく的な思考ですよね。
ここで伝えたいのは、考え方に正解はないということであり、そのときの状況に合わせて、自分にあったものを柔軟に選んでいけばいいということです。
またものごとは捉え方次第で大きく変わります。あえて、批判的な見方や反対から見たらどうなるだろうと考えることが、発想や思考を活性化させるということですよね。
興味がある方はぜひ、読んでみてください。
「ストレスゼロの生き方」https://amzn.to/3iNYkH1
「ストレス革命」https://amzn.to/3iTgFTm
ちなみに「ストレスゼロの生き方」は著者であるTestosteroneさんが自ら推薦人として帯を書いています。
本当に、あまのじゃくって楽しいですよね。
そして、そんな中から時代を革新するアイデアが生まれてくると思います。