今回は利他主義について一緒に考えてみましょう。
以前にお伝えしたときにも、いろいろご意見をいただいた内容です。
利他主義についてはみなさんもどこかで聞かれたことがあると思います。
どんなイメージをお持ちでしょうか。
一般的には、自己の利益よりも、他者の利益を優先する考え方と言われます。
人によっては、それは理想論だとか、建前だと捉えたり、何か自己犠牲的な印象を持つ方もいるかもしれません。
私もいろいろなところで利他主義についてお伝えすると、だいたいこのような印象を持たれてしまいます。
しかし、実は利他主義こそ、もっとも合理的で自分の利益につながることだという考え方があります。
なかなかわかりづらいのですが、ご理解いただけるでしょうか。
そう言えば、日本にはこんな言葉があります。
”情けは人のためならず”
つまり人に情けをかけることは、実は自分のためになるということです。
また多くの成功者が伝えてくれていますが、成功者はGIVERだというのはもはや通説となっていますよね。
このテーマは本質的なものだと思います。
この数十年間、いや数百年間は自分さえ良ければといった利己主義的な価値観が支配してきたように感じます。
例えば、自由資本主義といった自分の幸せを追求し、他社との競争が社会を発展させるといった価値観が技術や経済を発展させてきた側面がありますが、その一方で自然破壊や思いやりのない社会にしてしまった側面もありますよね。
皮肉なことに自分ひとりの利益や幸せを追求することが、結果として自分を含めたみんながどんどん悪くなっていく悪循環になっているとも言えます。
そんな中で、利他主義といった価値観は今後、重要なテーマになってきます。
自分のことだけでなく、全体に対して良い影響を与えることをみんなが考え、実行していく。
周りの人たち、街、国、地球全体のことをそれぞれが考えて行動していく。
そんな価値観が広がることが様々な問題解決につながるのではないでしょうか。
あなたはどう思われますか。
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