化粧品会社とコロンビア大学の心理学者が共同で行った実験があります。
女性数名が招かれ、自分の容姿について質問をします。
そのときの被験者の女性は
「顔はあまり見たくない」
「嫌なところばかりに目がいく」
「自分に自信もなくて男性と話もできない」
と、どの女性も総じて自分の容姿に自信がない様子でした。
そこで、「ビューティーパッチ」と呼ばれる腕に貼る円形のシール(パッチと呼ぶ)を配りました。
学者がこのシールについて解説します。
「このパッチは、特別に開発されたもので、これを張っていると2週間で美人になれます。
このパッチを貼って毎日ビデオに撮って感想を述べてください」
と指示して実験を行いました。
被験者の女性は当然半信半疑です。
なのでパッチを貼った初日のビデオの感想は
「まったく変わった感じがしない」
「どうかしら?…変化なし」など、
その効果を疑問視する感想がほとんどでした。
しかし、これが2日たち3日たち…
日を追うごとに、彼女たちは自分の容姿をポジティブに捉えはじめました。
4日目あたりには「カワイイと言われた」とか、「普段腕の出る服は着ないのに着たくなった」などと言いはじめます。
さらに実験終了の2週間が近づくと、
「私は綺麗って思える」
「肌の調子がいい!」
「誰かと目が合うと(自信があるので)にっこりとしている」
と自信を持った意見が増えはじめ、その態度も明らかに堂々としたものになっていったのです。
2週間後、実験が終了して彼女たちにインタビューしたところ、
「本当に人生が変わったようだ!」
「一般に販売されたら、ぜひ購入したい!」
「解放感があってとてもいい気分!」
との感想が次々と寄せられたのです。
つまり、このパッチを貼ったことによって、たった2週間で彼女たちは「自分が美人だ」と思えるようになってきたのです。
では、このパッチにはどんな成分が入っていたのでしょうか?
何が彼女たちにそんな自信を与えたのでしょうか?
このパッチを処方した学者が被験者に聞きます。
「このパッチの成分を知りたいか?」と。
当然、被験者は「知りたい!」と答え、成分が書いてあると言われた、パッチの入っている容器の裏側を見ます。
そこで衝撃の事実がわかります。
その容器にの裏側にはどんな成分が書いてあったのでしょう?
答えは「Nothing」です。
つまり、「何もない」です。
そのパッチには何の成分も含まれておらず、単なる円形シールだったのです。
それを貼って、「これは美人になる」と思い込むことができれば、自分の容姿に自信が生まれ、実際に美人になっていくのです。
これが「セルフイメージ」の力です。
今まで、彼女たちの「セルフイメージ」は「自分は美人ではない」というものでした。
ですから、自信がなく、表情も乏しく、積極性もなく、実際に周囲の評価もそれほどよいものではなかったのです。
しかし、このパッチによってセルフイメージが「自分は美人である」というものに変わっていきました。
そして実際に周りから見ても美人になっていくのです。
いかがだったでしょうか。
セルフイメージはとても大切でそれによって人生が変わるんですね。
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