あなたはラベリングという言葉をご存知でしょうか。
ラベリングは知らなくても、商品に貼るラベルはご存知だと思います。
そのラベルのように、ものや考え方をひとまとめにして名付けることがラベリングと呼ばれています。
このラベリングは使い方によってとても有効に活用できます。
例えば、”前向きな人”というラベリング。
前向きな人だと言われると、何か辛いことがあっても楽しいことや次につながる意味合いを発想できて、明るく生きている人、といったイメージが浮かびますよね。
そういう人たちをひとまとめに”前向きな人”と名付けることで、細かく説明しなくても、ぱっと連想することができます。
これをうまく使うことで、マネジメントや育成などにおいても共通言語化することができます。
例えば、私が良くお伝えしている、”あまのじゃく思考”。
これも一つのラベリングです。
常識にとらわれずに真逆の発想をする。
人の言葉を鵜呑みにせず、本質や目的を考えることをあまのじゃく思考としてお伝えしていますが、これが共通言語化してくると、
「こんな時はあまのじゃく思考をしましょう」、
と言えば、多くの説明は必要ありません。
さらに私のように、ビジネスのやり方や生き方のヒントをお伝えするような場合、ちょっとしたメソッドでも、”それらしく”見せることができます。
これもよくお伝えしていることですが、”前髪理論”というのがあります。
人は鏡を見た時、自分の前髪のちょっとした乱れが気になりますが、他人はそんなちょっとの乱れなんてほとんど気にしないですよね。
これを”前髪理論”なんてラベリングするともっともらしく聞こえてきます。
こんな風に、何かを伝えたり、教えたりするとき、ラベリングをうまく使うことを考えてみてくださいね。
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