マーケティング情報としてUSPとポジショニングの話をお伝えしてきました。
何となくしっくりきましたか?
そんなの当たり前の話だと思われた方もいらっしゃるでしょうし、ピンと来なかった方もいらっしゃると思います。
マーケティングって、考えだすと本当に、奥が深いというか、難しいですよね。
そう言えば、先日、小島幹登さんという方と、よくご紹介している北野哲正さんと一緒の席で飲んでいたのですが、この小島さんの話はすごく勉強になりました。
やはり定期的に有益な情報のインプットは必要ですね。
本当に面白かったです。
ちなみに、この小島幹登さんは、知る人ぞ知るすごい方なんです。
好みは別れるかもしれませんが、最近かなり有名になったあの与沢翼さんをこの世に出したり、今やフェイスブックマーケティングの第一人者となった佐藤みきひろさんをプロデュースしたりしています。
それ以外にも、大きなビジネスをいくつも展開されています。
そんな小島さんは、これまでのご自身のビジネス経験や様々な方のプロデュースの実績などから、ネットだけに関わらず、リアルなビジネス感覚が本当にすごい方です。
ちょっとしたビジネスの相談をしても、次々に新しいアイデア、しかも現実的に有効なアイデアがどんどん出てきます。
その小島さんの話の中で特に印象に残ったのが、我々はどんな商品を提供するか、つまり商品開発について。
ポジショニングでも、USPでも基本になる商品開発の部分ですが、小島さんいわく、世の中、商品ありきが多すぎるということ。
つまり、商品が先にあって、この商品をどうやって売ろうかと考えていくことが多い。
それでは、なかなか成功しない。
まずは、お客様の頭の中を徹底的に掘り下げる。
どんな悩みを持っているか、どんな痛みがあるか、希望は何か、不安は何か、それらを徹底的にリサーチすることから始めるべきだと。
そして、お客様があなたの商品・サービスを購入してくれるのは、このニーズを満たすから、お金を払って購入してくれるのです。
極端に言えば、あなたやあなたの会社にはさほど興味がないとも言えます。
それがどんな商品か、どんなに苦労して生み出されたサービスかもほとんど興味はありません。
その商品・サービスで何を実現できるか、どんな効果があるか、それをきちんと確信できれば、その商品・サービスは売れます。
もちろん、それをより理解していただくために、あなたやあなたの会社の説明、そしてその商品・サービスのストーリーは必要です。
しかし、それもその効果をより確信するための補足にすぎません。
この点も、考えてみれば当たり前のことなのですが、ついつい忘れがちな観点です。
そして我々によくありがちなのが、この業界に長くいるのでお客様のことは自分が一番分かっているとか、聞かなくても知っているという変な確信。
私もそんな感覚にとらわれることが結構あります。
しかし、本当に理解することは難しいし、どんどん変わっていくものでもあるので、常にリサーチを続ける必要があります。
このお客様のニーズをリサーチするにはいろいろな方法がありますがなるほどという面白い方法を聞きました。
この話はまた、ご紹介したいと思います。
さて、あなたのお客様が本当に求めているものは何でしょうか?