今日は不動産関連のセミナーから少しお伝えします。
誰しも興味があると思いますが、日本の不動産は今後どうなるかということ。
もちろん、未来のことは正確に予測することはできません。
しかし、色々なデータを見ることで垣間見ることはできます。
例えば、国際的に見た日本の不動産の収益性を比較したデータがあります。
今回はアジアの各都市で比較したものです。
利回りと一言で言ってもいろいろな取り方がありますが、
ここではグロス賃料利回りで比較しています。
フィリピン(マニラ) 7.51%
インドネシア(ジャカルタ) 7.05%
カンボジア(プノンペン) 5.33%
タイ(バンコク) 5.13%
日本(東京) 5.02%
マレーシア 4.57%
シンガポール 2.83%
香港 2.82%
中国(上海) 2.66%
インド(ムンバイ) 2.22%
台湾(台北) 1.57%
このデータを見て、どう思われますか。
東京の利回りは意外に高いですよね。
ここ数年、不動産におけるインバウンドの中心は台湾や香港が多いと思いますが、
その理由がこのデータからも納得できます。
当然、今後の市況予測はある瞬間の収益性だけでは判断できません。
その利回りの推移を見る必要がありますし、その国の人口推移や年齢構成、
国や都市の成長性、国策や法規制の方向性など様々な観点から判断することが重要です。
長くなってきたので他のデータはまたご紹介していきますが、いずれにしても、
東京の市況はもう天井まで来ていてオリンピックまで持たないんじゃないかといった
超悲観的なシナリオについては、可能性が低いと感じています。