私が名刺交換などをさせていただいたときに「コーチングもしています」とお話しすると、
多くの方から「コーチングって何ですか?」
というご質問をいただきます。
私の周りにはコーチングをされている方がかなりいますし、
いろいろなところでコーチングという言葉を目にすると思っていたので、
正直、私にとっては、意外な感じがしています。
コーチングという名前や何となくは知っているけれど、
実はあまりよく知らないという方が多いかもしれませんね。
コーチというとスポーツの世界では一般化していると思いますが、
コーチングとはスポーツのコーチと同様、
何かの目標を持っている人や、
頑張りたいけど具体的に何から始めたらいいのか迷っている人などに対し、
一緒になって目標達成や課題解決をしていくことだと私は認識しています。
元々、コーチング(coaching)の「コーチ」(COACH)とは馬車を意味し、
馬車が人を目的地に運ぶところから、
転じて「コーチングを受ける人(クライアント)を目標達成に導く人」を
指すようになったと言われています。
コーチングは、スポーツの世界で一般化しているコーチを
ビジネスや個人の目標達成などの世界に応用させたものです。
アメリカではかなり一般化しており、あるデータでは、
米国に本社を置くGlobal 1000企業の93%と、
米国以外の国に本社を置くGlobal 1000企業の65%が、
エグゼクティブ・コーチングを導入しています。
(Global 1000は、Newsweekが毎年発表しているハイパフォーマンス企業の世界ランキング)
世界的に有名なGEやゴールドマンサックス、Googleといった巨大企業の
エグゼクティブ・コーチングへの投資は、米国内で年間約10億ドル以上に
上ると見られています。
日本でも多くの経営者や起業家の方がコーチを付けています。
私も、え、これだけ成功しているこの人が?というような方が、
コーチやメンターといった、アドバイザーや助言者を付けていると
伺ってびっくりすることがよくあります。
どんなに優秀な方でも、自分の力だけで行動しようとすると
どうしてもいろいろな言い訳を自分の中でしてしまって行動が遅くなったり、
必要のない回り道をしてしまうことがあります。
コーチを付けて進めることで、目標自体が明確になり、
目標達成をするための行動計画をたてること、
そしてそれを確実に実行していくことが可能になります。
コーチを付けない場合と比較して、
より高く、早く、確実に達成できると言えます。
また、コーチングのスキル自体は、
人とのコミュニケーションスキルとも言えます。
そのため、コーチングを勉強されると、
家族や友人とのコミュニケーションが改善されたり、
職場におけるメンバーや上司との関係性が
劇的に改善することがあります。
今回は長くなってしまいましたので、
今後、簡単なコーチングのスキルを
ご紹介していきたいと思います。
これを読むだけでも、
日常の職場や家族とのコミュニケーションが良好になったり、
目標設定について振り返ることができると思いますので
楽しみにしておいてくださいね。