老舗企業研究-①丸久小山園

今回、いろいろなご縁がつながり、200年、300年と続く京都の老舗企業を訪問し、その秘訣を直接伺ってきました。

どこもとても学びが多く、一度には紹介しきれませんので、シリーズでお届けします。

まずは、宇治にあるお茶の製造販売をしている丸久小山園さんにお邪魔してきました。

元禄年間に園祖小山久次郎氏が小倉の里で茶の栽培と製造を手掛けられたのが始まりです。

小山社長や専務から330年にわたる事業承継の秘訣や、いかにして品質の高いお茶を製造するかといったお話を伺い、工場で抹茶ができる工程を学びました。

※お茶の製造について丁寧に説明をしていただきました。

※会社の中にある茶室をご案内いただきました。

いや、お茶の世界も深いですね。

お茶は毎年、生産されますが、長期保存が効かないし、毎年、微妙に味や色が変わっていきます。

それを常に一定の味、色といった品質を保つために、いろいろな農家で栽培されたお茶を審査し、テイスティングをしてブレンドする必要があります。

それをこれまでのやり方を踏襲しつつ、近代化できるところは進化させて、今の時代にあった商品を提供し続けています。

丸久小山園さんの話を聞いただけでも伝統を守る意識や長く続ける秘訣が見えてきます。

老舗企業研究は予想以上に面白いです。