先日、弊社が地元で活動している法人会で公開講演会を開催しました。
ありがたいことに当日の講演会には私の喜び稼ぎメールでのご案内を見て、ご参加いただいた方も複数いました。
講演会では前回に引き続き、司会を担当させていただきました。
せっかくなら司会としてなんとか爪痕を残そうと思っていましたが(笑)、司会が余り目立つのもどうかと思い、少しだけ、しょうもないコメントを挟む程度にしてみました。

その一つが税務署が生み出したキャラクターである、「イータ君」を紹介する場面ではこんな紹介をしてみました。
みなさん、なぜイーター君という名前だかおわかりですか?
国税電子申告・納税システム(e-Tax・イータックス)のイメージ定着のため、親しみやすいオリジナルキャラクターとして誕生したそうです。
そのe-Tax(イータックス)に由来して「イータ君」と名づけられました。
ちなみにイータ君は平成16(2004)年10月1日に誕生しましたので、現在、21歳で、男の子で独身だそうです(笑)
特技はパソコンと空を飛ぶことです。
せっかくなので空を少し飛んでもらいましょう・・・・
あ、今日はちょっと調子が悪い、とのことですので次回を期待したいと思います。
しょうもないやり取りですが、会場では少し笑いが起きました。
そしてメインの講演会ですが、なかなか好評でした。

いまや巨大な世界的企業となった、誰もが知っているアマゾン。
そのアマゾンジャパンの立ち上げメンバーである佐藤将之氏をお迎えして、アマゾン流の仕事術やジェフ・ベゾス氏について、さらには人材育成の仕組みなどいろいろお話しいただきました。
まずはアマゾン自体の紹介やその特徴をお話しいただきました。
我々には小売が大きく見えますが、AWSといったクラウドサービスやプライムビデオといったメディアも大きく展開しています。
そして佐藤さんが強調していたのは売上は毎年大きくなっていますが、利益率は低いまま推移していることです。
もっと大きく儲けることができそうですが、その分を顧客満足度の向上や次への投資に回しているとのことです。
そして何よりも重要だというのがグローバルミッションです。
一つは”地球上でもっとも豊富な品揃え”。
これはすでに実現しているかもしれません。
そしてもう一つが、”地球上でもっともお客様を大切にする企業”。
このミッションを全社員が常に意識して事業展開をしているとのことです。
何を判断する場合でも常にお客様からスタートする。
それはお客様のためになっているか、そんな企業風土を作っているそうです。
そんな企業風土を作るためにリーダーシップ理念という行動指針を策定して浸透させています。
そのリーダーシップ理念の中で、オーナーシップという、自分ごとで考えて行動するといったことを重要視していること。
これは私の前職である、リクルートグループによく似た考えだと思いました。
そして創造と単純化というのが特徴的です。
常に新しいこと、挑戦をしつつ、それを単純化する思考を持っていることです。
これはまさにアマゾンらしいと感じます。
こういった企業風土を強化するための人事システムも一貫性があります。
上記のミッションや理念を使いながら定量と定性で評価をしています。
その中では定性を9ブロックで評価するという考え方が面白かったです。
9ブロックはいわゆる3✕3の9マスのどこに位置するかを明示するもので、パフォーマンスとポテンシャルを3段階で評価していきます。
佐藤さんの公演のあとに第2部として前回の公開講演会でも好評だった現役の大学生とのパネルディスカッションを行いました。
東京農大、国士舘大学、成城大学といった複数の大学の学生さんに講師の佐藤さんを交えてのパネルディスカッションです。
学生さんからは現状の不安ややりたいことを見つけるにはといった生の意見や講師へ率直な質問をぶつけるなど会場も盛り上がり、とても有意義な会になりました。
来年もこういった講演会といった活動などを続けていこうと思います。