あれこれ・よもやま

人間国宝のお祝いをしてきました

先日、お世話になっている方の弟さんが、なんと人間国宝になりました。

そこで、代官山の素敵なレストランでお祝いの会が開催されたので私も参加してきました。

人間国宝になる方ってなかなか周りにいませんよね。

日本では110人程度とのことです。

そういう意味では貴重な経験でした。

この方は善養寺恵介さんという方で虚無僧尺八で人間国宝になられました。

善養寺恵介オフィシャルサイト

6歳の頃より、尺八家として有名な神如道の門人であったお父様から虚無僧尺八の手ほどきを受け、東京藝術大学を卒業後、尺八一筋で鍛錬されてきたとのことです。

ちなみに私が大変お世話になっているこの方のお兄さんも小さい頃は一緒にお父様から尺八を教わったそうですが、頃合いを見て弟さんに任せたそうです(笑)。

またこの会自体はお兄さんが日頃、積極的に活動されている法人会やロータリークラブ等の仲間がぜひお祝いをしたいのことで開催されました。

こんな仲間たちの集まりだったので、当日はとてもあたたかい素敵な会でした。

お祝い会では人間国宝の尺八の音色をじっくりと聞きつつ、いろいろとお話を伺ってきました。

また虚無僧尺八は禅宗の流れをくんでおり瞑想の代わりに尺八を吹いたそうです。

そのため一般的な尺八以上にかなりかすれた感じの渋い音が会場に響いていました。

瞑想と聞くとなんだか深い境地に入れる気がしてきます。

実は尺八は私の実家でも父が趣味で吹いていたので私も見様見真似で下手くそな音を出して遊んでいたことを思い出しました。

そういう意味で尺八には結構な愛着があるんです。

人間国宝の尺八の音と比較するのも憚られますが、当然のごとく全く違う感覚の音でとても刺激的でした。

せっかくなので実家に帰った際には、この日の音の感覚を思い出してまた下手な音を出してみたいと思います。