フージャースグループの経営方針発表会に参加してきました。
一部上場会社であるフージャースグループが経営方針発表会を開催。
取引先を中心に600名以上が集まる盛大な会となりました。
発表会のキーワードは「挑戦と貢献」。
2016年3月期の決算についての簡単な説明の後、経営方針についての説明がありました。
決算については、
報告セグメントの変更、固定資産への振替、利益還元の拡大
といった内容でした。
これまでのフローを中心としたデベロッパー事業だけでなく、
ストック型事業を含めて中長期的な事業拡大を目指すという方向感の中で
これまでは単に「不動産販売事業」と「不動産管理事業」いうセグメントでしたが、
今後は、「不動産開発事業」「戸建・アパート事業」「不動産投資事業」「シニア事業」「その他」と
「不動産関連サービス事業」という形に分けるとのこと。
また、マンション開発用地のうち短期で事業化できる土地だけでなく、
中長期で商品化していく不動産を取得しており、
さらに収益用不動産も積極的に保有していくことから、
流動資産から固定資産への振替を実施しています。
配当金や利益還元についても、配当性向20%を目処として実施するとのことで、
2017年3月期には1株あたり24円の配当を予定しています。
経営方針については、グループについて、外部環境認識、5カ年経営方針、地域社会への貢献と
いったテーマで説明がされました。
コーポレートスローガンは、「欲しかった暮らしを、しよう。」
会社ビジョンは
「住のイノベーションカンパニーとして全ての人の「欲しかった暮らし」を叶える」。
事業として次の3つの挑戦を掲げています。
「エリア拡大」、「ターゲット拡大」、「事業範囲拡大」。
エリア拡大については、北海道から九州沖縄まで全国33都道府県で事業を展開しています。
ターゲット拡大では、これまでの一次取得者層向けのマンションを主力事業としつつ、
シニア層向けの商品ラインナップを増やしており、
また富裕層であるウェルス層向けにリゾートやアパート投資事業なども開始しています。
事業範囲拡大では、フージャースアセットマネジメントの設立により不動産投資事業に参入。
また、ファミリーマンションだけでなく、コンパクトマンション事業から戸建事業、コンバージョン事業なども展開をしています。
会社の5カ年計画として、今期は売上500億、経常利益50億を目指していますが、
2021年には売上目標1,000億、経常利益100億という数字目標を掲げました。
地域社会への貢献として、様々なコミュニティ形成支援から
京都市指定文化財である「長江家」の取得、文化財維持保存といった活動をしています。