昨日はソニー不動産の方と情報交換をしてきました。
ソニー不動産はあの世界のソニーがあえて不動産業に参入した注目の会社です。
広告費やシステム費をかなり思い切ってかけているので、
初年度に続き二年目の決算も赤字のようですが、売上は10億、
取引件数も年間500件を超え、業界20位以内に入ってきたそうです。
基本、売主のエージェントか買主のエージェントを担当するために両手取引をしない、
定額制の料金形態など、これまでの不動産業の慣習を打破するシステムを
引っさげて参入しましたが、まだまだ苦戦しているようです。
また、ソニー不動産とYahoo!がタッグを組んだ、
個人間売買を促進するサイトである、おうちダイレクトもかなり注目されています。
案内はすでに50件程度入ってきていますので、いよいよ成約が出そうです。
最近よくご紹介しているGoogleと同様にソニー不動産も
ある意味、正しいことをしていますし、ユーザーが望むシステムとも言えますが、
いろいろな障害がありこれからが正念場になりそうです。
その障害の中で一番タチが悪いのは不動産業界団体なんですよね。
このメールは不動産業界の関係者にもたくさん読んでいただいているので、
あまり詳しくはお伝えしにくいのですが、
既存の不動産業者の既得権益を守るベクトルが強く働いており、
新しい取り組みをする場合、確実に反対してきます。
しかも、それが必ずしもユーザーの目線ではないのです。
私も前職の時に新しい事業を推進していたのですが、
かなり目を付けられてなんども呼び出しを受けました。
こんな時にGoogleならどんな手を打つか見たいものです。