先日、ある大手不動産会社の役員と情報交換をしてきました。
ここはある分野では圧倒的なブランド力を持っているグループの不動産会社です。
高品質なものをきちんと作って販売するビジネスモデルはさすがだと思います。
そんな話しの中で面白かったのは、グループで発生した不祥事についてです。
その役員曰く、グループの上層部は謝ることができないということでした。
下のメンバーは優秀でしっかりしたメンバーがたくさんいますが、何かトラブルや不祥事がおきた際にお客様や被害者に寄り添うことができず、プライドや社内論理が先に来てしまい、言い訳や弁明ばかりする上層部がいて結果として世論を含めてさらに状況が悪くなってしまうとのことでした。
これはこの会社に限らず、特に日頃からブランド力があると認識している会社や大手の会社には少なからず存在している課題だと思います。
もちろん社内でのしっかりした情報収集やそのうえで社員を信頼するスタンスは必要なことですが、自社に間違いやミスがあった場合は、まずはミスを認め、真摯に謝り、原因究明や今後の対応をしっかりすることを伝えることが必要です。
ひたすら謝ることがいいわけではなく、このあたりのバランスが難しいですが、今の時代はしっかりと危機対応をすることが求められますよね。
とはいえ、昨今のSNS等の誹謗中傷やフェイクニュースを見ていると、どう対応しても炎上してしまうリスクは避けられませんが。
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