少し気が早いですが、我が家にクリスマスツリーを飾りました。
そのおかげですっかりクリスマス、そして年末モードに入ってきました。
最近のマスコミもよく使うフレーズ、”平成最後の”クリスマスですね。
毎年やってくることですが、何か意味付けをすることで特別な感覚になります。
年末に向かって、今年やりたかったこと、そして最終的にはどこまで、何をするのか、
このタイミングで自分の中で整理をした上で、再度組み立て直すと良いですよね。
そして、今年やり残したことを含めて来年に向けた準備を始めましょう。
え、もう来年の準備?、今年のことで精一杯なのにと思われるかもしれません。
しかし、これはあなたの経験値にもあると思いますが、来年になったら始めようと思っていることはほとんど実現できません。
本当にやりたいことの実現性を高くするには準備を早く開始することです。
できるならもう始めてしまうくらいで良いのです。
さて、渋沢栄一さんのメッセージをご紹介させていただきます。
一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。
(渋沢栄一:実業家)
渋沢さんの功績を少しは知っているつもりでしたが、改めて調べてみると本当に凄い人だったことがわかります。
第一国立銀行(現:みずほ銀行)ほか、東京瓦斯、東京海上火災保険、王子製紙(現王子製紙・日本製紙)、田園都市(現東京急行電鉄)、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビール、東洋紡績、大日本製糖、明治製糖など、多種多様の企業の設立に関わっています。
そしてあの有名なピーター・ドラッカーは渋沢さんに対してこんなことを言っています。
率直にいって私は、経営の「社会的責任」について論じた歴史的人物の中で、かの明治を築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の右に出るものを知らない。
彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は「責任」にほかならないということを見抜いていたのである。
渋沢さんと言えば「論語と算盤」が有名ですよね。
これは、人間は「論語で人格を磨くこと」と「資本主義で利益を追求すること」 の両立が大切だという意味です。
そして渋沢さんが他の明治の財閥創始者と大きく異なる点は、「渋沢財閥」を作らなかったことだと言われています。
「私利を追わず公益を図る」との考えを、生涯に亘って貫き通し、後継者にもこれを固く戒めたそうです。
保有する株は会社の株の2割以下、ほとんどの場合は数パーセントにも満たないものでした。
他の財閥当主が軒並み男爵どまりなのに対し、渋沢一人は子爵を授かっているのも、そうした公共への奉仕が評価されためです。
最近、幸せや喜びといったものと、生産性や創造性、そして経営といった部分の相関について学ぶことが増えていますが、まさに論語と算盤とも合致していますよね。
あなたの天の使命はなんでしょうか。