不動産業界活用情報

オフィスコンシェルジュ 小松社長

業務システムで建設業界に貢献する

今回は株式会社Office Concierge(オフィスコンシェルジュ)

小松延顕社長にお話しを伺ってきました。

Office Concierge 小松社長

Office Concierge 小松社長

オフィスコンシェルジュ社は今話題の「建設BALENA」という建設会社向け統合ソフトを販売されています。

元々は事務機器の販売などをされていましたが、ある時期から業務用ソフトのオーダーメイド開発を始めます。

当初は全業種向けだったようですが、周囲の建設業の会社の現状やニーズをヒヤリングしたところ、潜在的に大きなニーズがあることがわかったそうです。

小松社長は当時の状況をこう語ります。
あるリフォーム業の社長さんは業務処理でとても苦労されていると伺いました。
また、ある塗装業の社長さんは全て手作業のため、現場ごとの利益率が見えなくて不安だと。
その他にも事務作業が煩雑でその処理に追われている会社や現場の管理が大変など、業界全体が効率化とは真逆の状態でした。
そこで、小松社長は建設会社向けにカスタマイズした管理システムを開発、発売することになったとのことです。
そのシステムは多くの建設会社に喜ばれたそうですが、企業ごとにこうしたい、ああしたいとの要望に対応していくことになります。
精一杯考え抜いたつもりでも、まだまだ要望は尽きず、試行錯誤は大変でした。
しかし、これは勉強だ。もっと多くのお客様に喜んでいただくものを作りたいと考えたんです。
そうこうしているうちに、数多くの建設業の皆さんの理想を結集させて1つのソフトにパッケージングすることができれば、さらに多くの建設会社に貢献できると確信し、社内でプロジェクトをスタートさせました。
実際に始めてみると、修正、改善、追加と次々に課題が出てきました。
しかし、総勢16名の社員が一丸となって1年間苦労した結果、なんとか完成することができました。
このシステムはまさに汗と涙の結晶なんです。
そうして販売された【建設BALENA】は業務の効率化や生産性の向上につながると評判を呼び大ヒットになっています。
システムのデモはすぐに見られるそうですから、ご興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください。
Office Concierge 小松社長・川村取締役と。

Office Concierge 小松社長・川村取締役と。

建設業界にクライアントを増やす中で、小松社長は「建設職人甲子園」というイベントに出会います。
そして、その理念に大変に共感され、会社を挙げてサポートされることになります。
小松社長は、
建築、建設業界の従事する多くの職人は3Kと言われる過酷な労働環境の中で働いています。」
手に職をつけたいと集まってきた若者も、職人は割に合わない仕事、夢の持てない仕事、と感じ、職人を辞め、転職する人も増えています。
そんな中、建設職人甲子園では、このような現状を打破し、建築、建設業界を希望のある業界にし、日本を元気にしたいという気持ちで日々活動しています。
全国の施工業者と職人に学びの場を設け、
職人業界に成長し続ける文化を根付かせること、
1人1人が職人の誇りを持って仕事ができる環境を作ること、
職人としての技術、知識、経験、心持ちを日本のものづくり文化として継承していくこと、
日本のものづくり文化を世界にへ向けて発信していくことが不可欠だと考え、
建設職人甲子園の活動を推進しています。
建設職人甲子園のテーマはまさに、「共に学び、共に実践、共に輝く」です。
小松社長は現在、建設職人甲子園の広報部長として日々その啓蒙と活動に尽力されています。
来年にはいよいよ幕張メッセで10,000人を集めた大会を計画しています。
この思いに共感し、共に創り上げる仲間や協賛いただける方を募集しています。
建設職人甲子園の様子はyoutubeでも見ることができますので、
ぜひ、ご覧ください。
建設職人甲子園についてはこちら。

(取材・文=不動産業界活用マガジン編集長 加納幸典)