今回の新型コロナウイルス対策の中で一気に進んでいるのが、オンライン化やテレワークといった働き方ですよね。
ここ数年、多くの会社やビジネスでは今後、オンライン化が必要になると言われていました。
しかし、これまでの対面を前提としたフローを変えることに積極的でなかったり、必要な機材やシステムの導入コスト、あるいはセキュリティの不安などにより後回しになっている会社も多かったと思います。
それが今回の新型コロナウイルス対策の中で強制的に進める必要が生じ、一気に働き方改革としても進める契機になりました。
リアルとオンラインのどちらがいいかという議論があります。
やっぱりリアルの方が議論しやすいとか、効果が高いという意見もありますが、逆にオンラインの方がじっくりと取り組めたとか、一人ひとりが発言したり意見をするにはオンラインの方がやりやすかったといった感想も多くあります。
本来はどちらがいいというよりもそれぞれの特性を理解して、より適した方を選択することだと思います。
言うまでもなく、オンラインの最大の特徴はどこにいても繋がれることです。
自宅はもちろん、海外であってもその場にいるかのように話をすることができます。
これがこれまでに大きな障害であった、移動するコストや時間といったことから開放してくれることなります。
もちろん、オンラインだけでは完結できないこともありますし、直接会うことのメリットも捨てがたいと思います。
また、セキュリティの課題や、リアルなウイルスを避けようとしてコンピューターウイルスに感染するいった冗談のようなリスクもあります。
そんな中、当社の場合、1年以上前からZOOMを使った勉強会や座談会を開催しています。
また、喜び稼ぎ塾というビジネス塾ではリアル講座とオンライン講座を組み合わせて開催していますので、比較的オンライン化は早めに進めていたと思います。
そのため、現在はZOOMを使ったオンラインミーティングや研修などを中心に進めています。
特にこの時期は新入社員向けの研修などについてもオンラインで開催しています。
オンラインでどれだけ効果の高い研修ができるのかという不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんリアルな研修の方がよりうまく伝えられる内容もありますが、ほとんどの内容はオンラインの方がむしろ効果が高いと感じています。
その一つに講師と受講生、受講生同士の”距離”がリアルよりも近いことがあります。
実際の距離は離れていますが、画面を通じて数十センチの距離にいますし、このところのリアルだとお互いにマスクをしている研修は表情すらわかりにくくなります。
オンラインだと単調になりがちなメニューもワークを多めに入れたり、”個室”で議論をしてもらったり、受講生にオンライン上でプレゼンをしてもらったりと、工夫次第ではリアル以上に集中できる研修になります。
ただ、自宅での受講になりますので、日常との切り替えがポイントになります。
そこで受講生には会社に行くときと同じ服装で受講してもらっています。
わざわざ着替えることは無駄もありますが、気持ちを切り替えるにはとても効果的だと感じています。
これまでに弊社のオンライン研修を受講いただいた受講生の方には、理解しやすかった、退屈しないで受講できた、と大変好評をいただいています。
今後もオンラインならではやり方をもっと工夫してより効果の高い研修を目指したいと思います。
アフターコロナ後は弊社の研修メニューに、きっとリアル研修とオンライン研修が並ぶと思います。
そのときに、御社のオンライン研修はとても効果が高いと聞いているのでぜひオンラインでお願いします、と言われるように拡充したいと思います。
これも捉え方次第ですよね。
一過性のものだから取り敢えずやるではなくせっかくなるならこれまで以上に効果があるやり方を目指す。
そしてそれが今後の武器になるレベルまで高められたら、変化への対応ができたことになりますよね。