コーチングスキル

劇薬!?

劇薬

さて、ここ数回はコーチングのスキルをご紹介しています。

まずは、相手の意見を「聞く」ことや聞く姿勢の大切さをお伝えしました。
そして、相手に対してどんな「質問」をするかが重要であること、
さらに、相手を積極的に「承認」することや褒めることの意味を
お伝えしてきました。

どんな風に思われたでしょうか。

こんな簡単なことなのかと思われたかもしれませんが、
ぜひ、一度、周りにいらっしゃる方、
例えば、ご自分のメンバーや上司、
そして家族に対して少しでもいいので試してみてください。

こちらが既成概念を持たずにフラットな気持ちで相手に対応できていれば、
ここまでのスキルだけで、かなり有効なコミュニケーションができます。

また、質問の仕方などをきちんと組み立てて、
相手の指向性や目標にフォーカスしていけば、
ある意味、立派なコーチングになると言えます。

これらのスキルだけでもかなり有効なのですが、
相手の考えがぐるぐると同じところを回ってしまったり、
何よりも早く目標を達成したいといった場合には
これまでのスキルだけでは、かなり時間がかかってしまうことがあります。

そこで、今回は、さらに奥の深いスキルをお伝えします。

これははっきり言って、使い方を間違えると「劇薬」になります。

本当に知りたいですか?

実際に、このスキルは、
一般的なコーチングを教えるスクール等では
禁じ手にしているところもあると聞いています。

ずいぶんと、もったいぶりましたが(笑)、
そのスキルとは、

「提案、リクエスト、アドバイス」です。

あれっと思われたかもしれません。

ちょとした提案やアドバイスなどは、
皆さんも日常の会話の中でされていますよね。

それがなぜ、深いスキルであり、また劇薬になってしまうのか?

実は、この提案やリクエストやアドバイスは、
これまでお伝えしてきた、こちらからの質問によって、
相手の言葉で語ってもらう、
それを承認するといった方向とは真逆の方向になります。

つまり、
これまでの相手から引き出す、話してもらうという方向性ではなく、
こちらから相手に対して、何かを提案することになります。

状況によるとは思いますが、
会話がいわゆるコーチング的なモードに入っている場合、
基本的に、きちんと聞くスタンスでいる必要があります。
そうしないと相手がフラットに答えてくれなくなります。

それまで、ずっと話を聞いてくれていた人が、突然、
それは違うとか、
そんなことよりこっちの方が大事だとか言われたら、
もう素直に話す気がなくなりますよね。

なので、提案やアドバイスをするときには、
切り替えのタイミングが非常に大事ですし、
基本的に、提案などをする場合、相手の承認を得ることが重要です。

ある程度、相手の話をじっくり聞きながら、相手を承認し、共感する。

そして、必要なタイミングで、
「これまでいろいろとお話しを聞いてきましたが、
 私から少しアドバイスをさせていただいてもよろしいでしょうか?」

といった感じです。

ちょっと分かりづらかったですか?

コーチングの中でも、私が認定をもらっている、
マーケティングコーチの場合、このスキルは大変重要な意味を持ちます。

また、以前、少しご紹介した、最近、大変好評な、
コーチ型コンサルについてもこのスキルが無くては成り立ちません。

この辺りはまたお伝えしたいと思います。