不動産業界情報

インターナショナル・インターフェイス 廣瀬紀彦社長

世界最大の不動産FCであるRE/MAX

業界キーマンインタビュー

世界最大の不動産FCであるRE/MAX日本第一号店舗をオープン。

株式会社インターナショナル・インターフェイス 廣瀬紀彦社長

 

今回の業界キーマンインタビューは、株式会社インターナショナル・インターフェイスの廣瀬社長を取材してきました。

株式会社インターナショナル・インターフェイスは、昨年、世界最大の不動産FCであるRE/MAXの日本第一号店をオープンさせたことで注目を浴びています。

 業界キーマンインタビュー廣瀬社長

インタナショナル・インターフェイス廣瀬紀彦社長

ちなみにRE/MAXは世界に約10万人のエージェントがおり、世界最大の取引高を誇るグローバルな不動産ネットワークです。日本にはまだ進出したばかりのためご存知ない方が多いかもしれませんが、アメリカやカナダ、ヨーロッパでは知らない人がいないくらいにそのブランドの知名度は高くなっています。
世界最大だけでなく、その仕組みも大変にユニークです。最大の特徴はエージェント制を取っていることです。
営業マンはエージェントと呼ばれ、基本的に業務委託、つまり個人事業主の形態で参画します。そのために働く時間や他の仕事との兼業も自由に選べます。
さらに仲介手数料のかなりの割合を自分の収入にすることができます。高い歩合制度を取っている他の不動産会社と比べても大きな開きがあります。
今後は他の不動産会社で働いていた方がRE/MAXに参加してくることが予想されます。
働き方が自由であること、また教育制度が整っていることから、リタイヤされた方や主婦などの新しい活躍の場としても注目されています。
 
現在、この会社でもエージェントが活躍されています。 
「長く不動産をやっていたベテラン営業マンがいますし、先日は中国人の方がエージェントになりました。この方はまだ始めたばかりですが、中国人コミュニティのネットワークを活かして早くも不動産を売買したいという見込み案件がたくさん来ています。」
「またRE/MAXの狙い通り、主婦の方もエージェントとなっています。この方はご自身のこれまでのネットワークをどうやって活かしていこうかと作戦を立てているところです。」
やはりRE/MAXらしく、不動産営業のベテランはもちろん、主婦や異業種からの参入と多様な人材が集まってきているようです。
 
ただ、廣瀬さんはエージェント制の難しさもお話しされています。
「社員ではなく個人事業主の形態のため、会社のやり方を強引に押し付けることはできず、それぞれのやり方を尊重する必要があります。
また、高いモチベーションを維持してもらう方法を考える必要があります。」
 
アメリカではこういったエージェント方式は一般的であり、弁護士等と並び大変ステータスの高い仕事となっています。
日本では残念ながらまだまだ不動産営業マンの評価は必ずしも高くありません。
今後、こういったエージェント制の普及や古い慣習を持つ業界の改革によって地位向上が進むものと思われます。
不動産の営業をやってみたいとか、不動産会社自体を立ち上げたいという方はRE/MAXを検討してみても面白いと思います。
この会社でもエージェントは随時募集されているので興味がある方は一度、話を聞いてみたらいかがでしょうか。
 
この会社の本業は、投資アドバイザーや海外市場調査、情報提供サービス事業をされています。
また、外国人投資家の株式売買が活発になる中、上場企業のIRの翻訳業務では業界を代表する会社です。
そんな活動の中から海外から日本の不動産を購入したいといった不動産ニーズが多かったため、RE/MAXへの参画を決めたそうです。
 
廣瀬さんご自身は国際ビジネスコンサルタントとして、グローバルに企業間の戦略投資提携、技術調査、マーケティング、ビジネス・コミュニケーションに携わってきた方です。
インターナショナル・インターフェイス設立以前は、NTTおよびNTTドコモでシステムエンジニアをされ、その後、経営企画、商 品企画、新規事業、マーケティング、広告、M&A、投資先管理、海外ベンチャー投資と幅広い分野でご活躍。
米国勤務も長く、米国駐在、海外留学時代を含めて、米国滞在期間は10年を越えています。
 
NTT時代はシステムエンジニアとして、iモードの開発を進めていました。」 
「以前、アメリカ滞在中に現地の不動産の購入を検討する時にRE/MAXの事を知りました。」というのが、今回、日本第一号店をオープンすることになるRE/MAXとの出会いだったとのこと。
 
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インタナショナル・インターフェイス廣瀬社長と。

また、不動産投資家でもある廣瀬さんは、日本の管理会社の実情についてもお話しいたきました。
「日本では7件の不動産を所有しています。
その中で管理組合の理事をやったりするのですが、それぞれ建物管理会社が違うため、管理会社によりそのレベル差が大きいですね。
例えば、理事会への報告資料や提案内容には大きな差があります。
ひどい管理会社になると資料も持たずに会議に参加し、メモも取らないなんて会社もあります。
逆にしっかりしている会社は写真付の報告書やきちんとした提案書を出してくれますので判断がしやすいです。」
 
この辺りは我々も日頃の業務を見直す必要がありますね。
取材・文=加納幸典(不動産業界活用マガジン編集長)